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21世紀の国際的な新秩序で日本はどう生きのびていくのか
他国との協調、利害の対立、理不尽な要求など 国際的な機構の中でいかに発言するか そこに日本の未来がかかっているといっていいだろう その試金石として、わが国に重要な問題を なげかけているのが捕鯨である 現在、1982年にIWC(国際捕鯨委員会)で 決議された「商業捕鯨モラトリアム」によって 捕鯨は全面禁止となっている 以来、日本は調査捕鯨を続けながら その規制緩和を求めているが 依然否定され続けたままである しかも日本は、環境保護団体によって神格化された クジラを殺戮する残酷な民族として 弾劾され続けているのである PR |
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IWCはもともと捕鯨産業の秩序ある発展を
実現するための国際機関であり、自国の捕鯨産業を 保護したい捕鯨国によって1946年に設立された それた、1972年の「ストックホルム国連人間環境会議」 での「商業捕鯨10年間禁止勧告」の採択をきっかけに 1982年の「商業捕鯨を禁止する決議 (商業捕鯨モラトリアム)」が 多数決で可決され、1986年から決議は 実施に移されたのである 捕鯨国であったアメリカやイギリスは 不凍油である鯨油をとる必要がなくなり 捕鯨の必要性をなくしていたのであるが 捕鯨モラトリアムの背景には政治的な思惑があった |
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1970年代はじめ、アメリカはベトナム戦争の
泥沼に入り込み、反戦運動の世論をかわすための 戦略として自然保護が打ち出されるこtになった そのシンボルがクジラだったのだ ちなみに政治的なキャンペーンに 利用される動物を「ポリティカル・アニマル」という 当時のニクソン政権(国務長官はキッシンジャー)で 反捕鯨政策を推し進めたリー・タルボットを中心に 自然保護に関する多くの理論家、運動家が動員され それが1972年にストックホルム国連人間環境会議の 開催へとつながっていく このときは環境保護団体にも巨額な支援がなされたとされる その10年後、イギリスで開催された IWCの総会には、グリーンピースなどの過激な 環境団体も押しかけ、商業捕鯨モラトリアムが採択された 賛成にまわたのは、アメリカの政策に 協力したイギリスが招き入れた英連邦諸国(セントルシア、 セントビンセント、ベリーズなど12カ国) スイスのように海のない内陸国などであった 反対したのは、日本やノルウェー、アイスランドなどの捕鯨国のみ |
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